Debian6をCF-S22にインストールする&カーネルの再構築
- Debian GNU/Linux 6.0.1
- Let'sNote CF-S22(FD or HDDからのブートしかできない)
- 3Com 3C595(Cardbus 100MBASE-TX Card:eth0)
USB-2.5inch IDEのインターフェースケーブルを使って、liveCDをVMwareで動かし、VMwareに接続したUSB-HDDとしてターゲットドライブにDebianをインストールします。
ターゲットドライブをCF-S22に接続してブートします。grub画面では686向けのカーネルからはブートできませんので486向けのカーネルからブートします。
インストール後はとりあえずPentium/MMXに合わせてカーネルの再構築を行います。まず、カーネル再構築のためのユーティリティ集をインストールします。
# apt-get install kernel-package fakeroot zlib1g-dev
つぎに、カーネルのソースを探してインストールします。
# apt-cache search linux-source # apt-get install linux-source 2.6
カーネルソースはtar.bz2で固められているので、展開して/usr/src/linuxとしてリンクを張る。
# cd /usr/src # bzip2 -d linux-source-2.6.32.tar.bz2 # tar xvf linux-source-2.6.32.tar # ln -s linux-source-2.6.32 linux
コンフィグを設定します。
# cd linux # apt-get install libncursesw5-dev libncurses5-dev # make config
Processor type and features -->のProcessor familyをPentium-MMXに変えて、High Memory Supportをoffにします。Exitした後にパッケージを作ります。
# make-kpkg clean && fakeroot make-kpkg --initrd --revision=nawolets.1.0 kernel_image
パッケージをインストールして完了です。
# dpkg -i (kernel image name).deb